個人的アジア 1おし!の国 インドネシア
(写真は今年6月に行ったバリ島)
みなさま、こんにちわ!
今回は、前々から書きたかった、個人的に超イチオシ!の国 インドネシア(Indonesia)についてです。
ざっとどんな国かと言うと、インドネシアは、東南アジア南部に位置し、スマトラ・ジャワ・スラウェシ・カリマンタン・西パプアの大きく5つの島で構成されている共和制国家。大小1万数千の島々があり、世界一島(archipelagoes)が多い国でもあります。また、人口約2億3000万人(日本人口の2倍以上)と世界4位の人口の多さであると同時に、世界最多のイスラム教徒を抱える国でもあります。
ちなみに、ASEAN盟主とされており、首都ジャカルタ(Jakarta)にはASEAN本部が置かれています。
今回は、僕が何故この国に惹かれているかを以下に沿って紹介します!
多様性
・宗教
インドネシアでは、パンチャシラ(Pancasila)と呼ばれる以下の建国5原則が国是とされています。
1)唯一神への信仰
2)公平で文化的な人道主義
3)インドネシアの統一
4)英知によって導かれる民主主義
5)全インドネシア国民に対する社会的公正
※2)〜5)については省略します。
この中の1)の唯一神への信仰というところで、国民は一つの宗教を信仰しなくてはいけない(義務です(;_;))とされています。が、国民の80%がイスラム教徒であるにも関わらず、キリスト教(カトリック、プロテスタント)、ヒンドゥー教、仏教も認めており、事実上のイスラム教国家としては、宗教に容認な国だと思います。
ただ、現大統領ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)が国民のIDに記載される宗教欄を廃止しようと動いてくれています。また、イスラム教についても戒律が厳しいところ(アチェ)もあるが、全体的に中東に比べると緩いと思います。
ただ、国家としてはイスラム教以外の宗教も認めてはいますが、現実問題として、キリスト教徒を狙ったテロや無差別テロも度々起こっているのも事実です。
・人種
インドネシアと一口に言っても、地域によって人種がジャワ人(ジャワ島)、スンダ人(ジャワ島西部)、バリ人(バリ島)などなど、群島国家あるあるですが、様々な種族がおり性格も異なれば、言語も異なります。
聞いた話によると、ジャワ人は典型的な南国基質で、のんびりしていて、計算が苦手、一方スンダ人は真面目で計算能力が高い(ジャワ人よりは)そうです。
国語はインドネシア語ですが、それぞれの言語(ジャワ語、バリ語)も話します。ネイティブの懐に入るには、インドネシア語でも十分喜んでくれますが、さらなるローカル言語で話されたら、喜ぶこと間違いナシです!!
また、多民族国家ゆえに異文化を受け入れることにめちゃめちゃ寛容です!
・自然
バリ島に代表されるように、海がきれいで自然も多様性に満ちています。
(写真は、バリではなく、お隣のレンボンガン島です。バリ島の海はここまでキレイじゃないです。)
また、カリマンタン島(別名ボルネオ島)には、オランウータンやレアな昆虫がわんさかいて、「クレイジージャーニー」に出ていた“昆虫食愛食家の愛さん”も彼の地(確かマレーシア側だった気がする)に足を運んで、バリバリ昆虫食べてました!!
加えて、コモドドラゴンが生息するコモド島もあれば、度々人食い巨大ヘビが出現します!しかも、驚くことにそのヘビを倒して、村人みんなで食べるという、Wonderfulな国なのです!
8メートルのニシキヘビと格闘 勝って村全員で食べた - BBCニュース
潜在性
そんな多様性があり、経済成長の観点からも潜在性を秘めています。
よくタイとマレーシア、最近ではベトナムにスポットが当たりがちですが、実はインドネシアのGDPは東南アジアでは1位、成長率も5%台とかなり期待できると言えます(下図参照)。
加えて、2億近くの人口の購買力も向上してきているので、十分魅力的なマーケットと言えるのではないでしょうか。
ただ、住む際の欠点として交通インフラがタイ、マレーシアに比べると整っていません!
世界一の渋滞大国として知られており、特に人口の多いジャカルタでは、MTR(地下鉄)もないため、車の保有台数も多く、ラッシュ時間になると、ひどい渋滞が発生します。
どのくらいひどい渋滞かつ道路の複雑さは、こちらを参照ください。
ジャカ飯さんが言われている通り、デスマーチ状態です笑。(ちなみに、僕がジャカルタに行ったときは、空港から市街地までスカイトレインを利用したので、まだ未知の世界です。)
喜ばしいことに、2019年春には首都ジャカルタでMTR(地下鉄)が開通予定です!! 他に、電車も通っていますが、日本人はあまり使いません。基本、車(駐在員は社用車・タクシーも安いため)。一昔前はインドで見るような電車の上に人が乗っていたようでしたが、そういった姿は現在では見られないので、安心してください。
やっぱり人柄
インドネシア人は基本おしゃべり好きで、南国育ちのせいか非常にのんびりしています。 実際に、知人を介して日本の大学院に通っているインドネシア人と初めて待ち合わせをしたとき、時間になっても彼は現れず、LINEすると「今、出た」とのことで、結局1時間後に会うことができました。
これは、ジャムカラット(Jam Karet)=「ゴムの時間」時間が伸びるという考え方?で、基本インドネシアの方は時間を守らないようです。(ビジネスでは、大分改善されてきたようですが)
それを差し引いても、
愛されキャラなのが、インドネシア人なのです!!
彼らの愛らしいエピソードは、インドネシアで駐在社員として現地に在住しているShinさんのブログに掲載されています。
僕は、インドネシア人の笑顔が好きです。おじさんでも子どもみたいに笑うように感じます。フィリピン人に比べて、Commercializedされてないところも魅力です。
言葉の習得しやすさ
インドネシア語は習得するのが比較的容易と言われています。
容易なポイントは以下のとおりです。
・文法が非常にシンプル。時制がない文脈で判断。
⇒一方、単語の変化型が多く、基語+"men"で動詞になるなど、バリエーションが豊富です。
長い単語だと、“mengaplikasikan” (apply 適用するという意味だそうです)
・発音は、アルファベットを少し変えた読み方でOK
(ex:)"A"=「アー」、"B"=「ベー」、"C"=「チェー」)
中国語のように複雑ではないですが、やたら"R"の音が巻いています。
・文字はアルファベットを使用。
(古い書物などには、ジャウィ文字という古い文字が書かれていることもあります)
インドネシア語は取り掛かりやすいですが、長文読解(新聞記事)やネイティブの会話レベルまでだと、それ相応の勉強がやはり必要です。
もう一つのメリットとして、マレー語話者(マレーシア、ブルネイ、シンガポールのマレー人)とも意思疎通ができるようになります。
というのも、インドネシア語はマレー語と兄弟言語であり、7割方通じます。文法は同じで、単語や発音が少し違うとのことです。
例) マレーシア語 車:Kreta(クレタ)
インドネシア語 車:Mobile(モビル) など
ちなみに現在の自分のレベルは、日本の中1英語レベル(自称)です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コスト、住環境、天災の少なさからすれば、今はマレーシアとよく言われがちですが、僕は人柄と今後の経済成長を期待すると、インドネシアを推します。
最後に、8月18日からAsian Games 2018がジャカルタで開催されます。
そのテーマソングが、インドネシア人YouTuber “Alffy Rev”によって、Mash-upされていて、超絶カッコイイので、是非聞いてみてください!
まさに、Modern+Traditionalの融合です!
最後まで、読んでいただいてありがとうございました!